不動産の実勢価格の調べ方とは?調べる際の注意点も解説

2025-04-15

不動産の実勢価格の調べ方とは?調べる際の注意点も解説

不動産がどのくらいの価格で売れるのか、買えるのかを判断する際は、実勢価格が参考になります。
ですが実勢価格はどうすれば調べられるのか、ご存じでしょうか?
この記事では、実勢価格とは何か、調べ方、調べる際の注意点を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

実勢価格とは?

不動産市場において取引が成立した価格を指します。
実際に売主と買主が合意した金額であるため、市場の需要や供給、物件の立地、状態など、さまざまな要因が影響しています。
国や都道府県が毎年公表する土地の価格指標として公示地価がありますが、これらの価格と一致しているとは限りません。
一般的にこれらの価格は、実勢価格の1.1〜1.2倍程度になるとされています。
公示地価はあくまでも土地価格の指標であり、市場の動向までもらさずに反映しているわけではありません。
そのため不動産売買の際には、実際の取引実績である実勢価格も確認するのが大切です。

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実勢価格の調べ方

実勢価格を知る方法はいくつかありますが、ここでは代表的な3つを解説します。
1つは、国土交通省が提供する「不動産情報ライブラリ」を活用する方法です。
サイト内の「不動産取引価格情報検索」機能を使えば、住所や駅名、取引時期などの条件を設定して、実勢価格を確認できます。
もう1つの調べ方は、公示地価や基準地価を参考にする方法です。
これらは土地の評価額の指標として公的に示されているものなので、目安として活用できます。
公示地価や基準地価を1.1〜1.2倍すると、実勢価格になるケースが多いです。
なお公示地価と基準地価も、不動産情報ライブラリ上で確認できます。
3つ目は、固定資産税評価額から推定する方法です。
固定資産税評価額は公示地価の約70%とされているため、固定資産税評価額を0.7で割ればおおよその公示地価を求められます。
あとは先述の公示地価から求める方法を使えば、実勢価格が推定できます。

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実勢価格の調べ方の注意点

実勢価格は、あくまでも過去の取引額です。
現在の市場状況や物件の状態などによって、実際に取引できる価格は異なります。
土地や物件の売り出し価格は自由に設定できるため、売主の考え方や販売戦略、事情などによっても売り出し価格は変化します。
たとえば早期売却を目的としている場合であれば、より低い価格が設定されているでしょう。
物件の個別条件や周辺環境の違いによっては、同じエリア内でも価格に差が出るケースがあります。
交通の便が良い土地や、日当たりの良い土地などは価格が高くなる可能性があります。
類似物件の取引事例を参考にする際は単純な比較を避けて、諸条件の違いも考慮するよう注意してください。

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まとめ

実勢価格とは、過去に取引成立した際の価格です。
調べ方には不動産情報ライブラリで検索する方法のほか、公示地価や基準地価から推定する方法や、固定資産税評価額から推定する方法があります。
あくまでも過去の取引額であるため、売主の戦略、物件の個別条件や周辺環境の違いによって価格が異なる場合があるので注意が必要です。
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