2024-07-23
物事が行き詰まるたとえにも使われる「袋小路」とは、どのような場所を指すかご存じでしょうか。
袋小路にはデメリットがあるため、袋小路にある家は売却するときに価格が落ちることが多いです。
今回は袋小路の特徴、袋小路であることが家の売却価格に与える影響や、袋小路にある家を高く売る方法について解説します。
袋小路の家とは、道路が行き止まりになっている状態のことです。
一般的には、区画のなかで奥まった場所にある出入り口が1か所しかない家のことを指します。
袋小路にある家のメリットは、車が入りにくいため排気ガスに悩まされないこと、子どもが家の前で遊ぶ際に安全が確保しやすいなどです。
しかし車を所有している場合、車の出し入れが大変になるデメリットがあります。
1か所しか出入り口がないため、そちら側で火災や地震による建物の倒壊が発生すると避難しにくいのもデメリットです。
袋小路にある家が「接道義務」を満たしていない場合、土地の評価額は約50%~70%下がってしまいます。
接道義務とは、敷地と道路の接続に関する規則のようなもので、具体的には「敷地が幅員4mの道路に間口が2m以上接していなければならない」ことが条件とされています。
袋小路にある家は基本的に道幅や間口が狭いため、この接道義務を満たしていない可能性が高いです。
さらに、接道義務を満たしていない家は「再建築不可物件」となってしまい、建物の新築・建て替えができないのはもちろん、住宅ローンも組めなくなります。
このような状況だと、買主も敬遠する傾向があるため、袋小路にある家は売りにくいとされているのです。
袋小路の家でも、接道義務を満たしている場合の売却方法は一般的な物件とあまり変わりません。
少しでも高く売りたいなら、しっかり掃除などをしておき、内覧の印象を良くすることが重要です。
接道義務を満たさない再建築不可物件の場合、買主を見つけること自体が簡単ではありません。
しかし隣の土地も接道義務を満たしていない場合、2つの土地をまとめると接道義務を満たせるようになるケースもあります。
建物を解体して更地にし、隣の土地を所有している方に土地を売るのもひとつの方法です。
また再建築不可物件でも、建築確認申請がいらないリノベーションは認められます。
リノベーションをして資産価値を高めて売却する方法もありますが、高額なリノベーション費用が売却価格に見合うかどうか検討しなければいけません。
袋小路の家とは、道路が行き止まりの場所に建つ出入り口が1か所しかない家です。
接道義務を満たせない土地に建っている場合、売却価格が落ちるだけでなく、再建築不可物件になってしまうことから売却が困難になります。
袋小路の家を売却する方法のひとつは、更地にして隣の土地を持つ方に売ることです。
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